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新型コロナウイルス感染の終息メドが立たない今、多くの風俗営業店の関係者の皆様が大変なご苦労をされていることと思います。
その中でも壊滅的打撃を受けているのが銀座を頂点とする「社交飲食営業」です。
東京都の自粛要請解除のカテゴリーにも「ライブハウス」と共に分類すらされていません。
その中で新宿歌舞伎町のホストクラブからクラスター発生が報道され、「東京アラート」も点滅、更なる逆風が吹いています。
全国的には要請解除されている自治体もあります。
我が神奈川県では全業種22時までの時短営業条件で、解除されています。
ライブハウスも営業可能となっています。
私はいわゆる神奈川都民で神奈川県に住みながら東京都を仕事の拠点としています。
ですので、ダブルスタンダードの環境で日々を過ごしています。
神奈川県で営業再開された「カラオケ店」も東京では休業のまま、神奈川県では解放されている喫煙所も都内では封鎖されたままです。
神奈川県は横浜や、湘南、鎌倉、箱根など多くの観光地も抱えており、すべての営業自粛解除がされているので、「東京の人はあまり来ないでね」とつい考えてしまいます。
地域の長、黒岩知事を全面的に支持していますので。
それはさておき、キャバレー・クラブがどれだけ存続できるのか非常に危惧を抱いています。
性風俗産業や接待を伴わない飲食業の方からは、そもそも「社交営業」自体が時代遅れの産物と言う意見をよく聞きます。
しかし、私は日本的なキャバレー・クラブは一つの文化と考えていますし、ぜひ生き残ってもらいたいと考えます。
日本独自の性風俗「ファッションヘルス」も「デリバリーヘルス」に伝播しながら、大きな潮流として定着しています。
今の形では無理かもしれないが社交飲食営業が存続していくことを願います。
一つ参考として韓国のキャバクラ的なものをご紹介します。
「ルームサロン」と呼ばれ基本個室です。大箱の日本的なキャバクラに比べれば感染経路の特定はしやすいでしょう。
分かりやすく言うと90年代によくあった高級カラオケ店みたいな部屋割りです(すみません年代違いの方には分かりにく過ぎますね)
通常のカラオケボックスより一回り二回り広く豪華な内装の室内で女性が接客をする業態です。
個室と言うところがミソで、韓国映画で、よく悪だくみの打ち合わせをします。
日本だと「個室料亭」で政財界の大物が密談をし、話が終わったら手をパンパンし、宴会に移ると言うのを映画でよく見るでしょう。
「ルームサロン」はそんなことができるのです。「個室料亭」で密談を終えてから銀座に繰り出すってことをしなくても良いのです。
もちろん更に多大な内装費用がかかるため、日本ではなじまないかもしれないですが、何かヒントにはなりそうです。