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これはある都内のデリヘルにおけるお話です。
その店にはある一人の大人気スターキャストがいました。
そのキャストのスケジュールが公開されると半日でご予約満了、俗に言う姫予約もあり、いつしか予約困難嬢となっていきました。
一人のスターにより、店の名前もだんだん知れ渡るようになっていきました。
予約不能嬢をあきらめて他のキャストに入ってくれる客も結構いて、店自体も潤うようになっていきました。
その人気キャストの場合は日常的に行われていた割引はなし、本指名料も上乗せするなどプラチナキャスト扱いとしましたが、それだけでは本人に納得してもらえず、バック率も少しずつ上げることになり、もともと60%だったバック率が75%となりました。確実に予約が入るし、おこぼれ効果もあるので、まあいいじゃないかとオーナーは思っていました。
しかし、他のキャストからは妬まれ内部キャストによる叩きスレが有名掲示板にできたり、直接オーナーに不満を訴えるキャストもいました。
店の空気が悪くなってきたので、収拾のため他のキャストのバック率も65%~に引き上げることになってしまいました。
それでも人気キャストがいるうちは良かったのです。
ここまで読んだ方はもう、その先はお分かりでしょう。
スーパースターは退店し、ベースの高いバック率だけが負の遺産として残ったのです。
結果、その店の収益は急激に悪化し、閉店となりました。
でも安心してください。そのオーナーは別の形態の店に舵を切り直し、今も立派に営業を続けています。
過去の失敗を反省し、今は複数の人気キャストが在籍する店を立派に運営しています。
無無店舗型性風俗の風営法変更届出は比較的容易ですし、旧店にこだわらない姿勢が奏功しました。
世界一の借金プロスポーツチーム!それが「FCバルセロナ」です。そう、「キャプテン翼」の舞台でも有名なあのバルサです!
昨シーズン終了時の負債総額は6億ユーロと言われています。
「FCバルセロナ」は以前は「カンテラ」という下部組織で育成した選手を中心に構成し、ライバル「レアル・マドリード」のように大金を出してスーパースターを獲得するチームではありませんでした。自前の選手が中心ですから、移籍市場で大赤字を出すようなチームではないのに、なぜ負債が膨れ上がったのか?
本拠地「カンプ・ノウ」のキャパは約10万人と世界一ですし、ユニフォームを始めとするグッズの売り上げもトップレベルのビッグクラブです。
それは給与水準が世界一となってしまったためです!
フットボールに全く興味のない人でも名前は知っているだろう「メッシ」紛れもないスーパースターです。
そのメッシをチームに引き留めるために超高額な年棒を払っていました。(出典により推定報酬が違いますが4年契約で5億5千万ユーロとも言われています)
あの「クリスチャーノ・ロナウド」でもその半分あるかないかと言うレベルです。
一人のスーパースターの給料が超高額になると周りの選手の給料もある程度は上げざるを得なくなってしまいました。
昨シーズン前に遂にバルセロナはメッシを放出せざるを得なくなりました。もう高額の給料が払える財政状況ではなくなったのです。
しかし、驚くべきはここからです。
メッシを「パリ・サンジェルマン」に放出した後でも、選手の年棒総額が世界一だったのです!
イングランド「プレミアリーグ」には金持ちオーナーの豊富な資金源を頼りとする金満クラブがいくつかありますが、それらのチームよりもメッシ抜きでなお高い人権費だったのです!
そして昨シーズンはベテランに給与削減をお願いし、何とか急場をしのぎました。
今シーズン前、バルサは資金を得るために向こう25年間のテレビ放映権の10%をアメリカのファンドに売るという荒業に出ました。
未来の資産を売って今をしのごうと言う作戦です。
しかし、昨シーズンから給料を下げられたベテランのモチベーションは上がらず、スペイン「ラ・リーガ」で2位に付けてはいるものの、レアル・マドリードには遠く及ばない存在となっています。
レアル・マドリードはある時期からスターを買い漁るのはやめ、10代の将来有望な若手を世界中で発掘し、育てる方向にシフトし、新旧のバランスが非常に良いチームとなりました。
下手すると移籍市場で黒字だったりします。バイエルン・ミュンヘンと共に強くてかつ健全経営です!
全く桁がいくつも違いますが零細、中小企業経営でも反面教師にできるのではないかと思い、記事にさせていただきました。