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池袋が風俗ビックタウンであることは以前述べました。
今回は今後の池袋について少し語りたいと思います。
池袋東口に鎮座する「西武百貨店」が外資に渡り、低層階への「ヨドバシカメラ」出店計画が持ち上がっています。
これに対し、豊島区長が地権者の「西武鉄道」に反対の嘆願書を提出したことがニュースになりました。
豊島区の主張は「西武池袋本店は池袋の象徴であり、西武百貨店の前は多くの人が行き交う。低層階は不特定多数の人が目にするから、街のイメージにも直結する。西武に入居するブランド店がヨドバシカメラに替わってしまったら、池袋の街全体にもさまざまな影響が出る」となっています。
またこの街の象徴は「サンシャインシティ」ですが、もう一つが「ビッグカメラ」です。
そう、ビッグカメラの総本山池袋に新宿発の「ヨドバシカメラ」が街の一番目立つ場所にやってくること自体が、違和感あり過ぎなのです。
昔の池袋がどんな感じの街だったか?
これは私の大学生時代の様子です(それ以後はしばらく池袋と縁がありませんでした)
正直、新宿や渋谷に比べてリーズナブルな街でした。
当時都内に数店舗しかなかった「大戸屋」。
今とは全くイメージが違う、学生のサイフに優しい定食屋でした。
そこで「ふりかけボトル」のキープが出来、私も「のりたま」をボトルキープしていました。
また、東口には名画座がいくつもあり、一番安い映画館だと300円で映画鑑賞ができたのです。他の繁華街の名画座に比べても明らかに低料金でした。
だから授業をサボってはよく映画を観ていました。
全てにおいてリーズナブルなイメージの街です。
そのイメージを覆すため、池袋駅西口地区が東京圏国家戦略特別区域の東京都都市再生プロジェクトに指定されました。
すでに東京芸術劇場前が整備されるなど、イメージ向上に励んでいます。
だから、池袋西武のブランドショップも無くなってはいけないのです。
池袋は性風俗業界において非常に大きな市場です。
しかし、他のエリアに比べて単価がとれないことがずっと問題です。
だから格安、リーズナブルな街のイメージが続くことが性風俗業界にも良いとは思えません。
すでに大きなターミナルタウンである池袋が都市再生によって変化していくことは、むしろ風俗店にも良い影響をもたらすと思いますので、今後の動向を注視していきたいと思います。