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「関内」はかって神奈川県行政の中心でありながら、風俗営業の発信地でありました。
横浜駅西口は買い物をするところで遊ぶなら、関内だったのです。
東京における新宿のような存在でした。都庁あり、歌舞伎町ありの新宿!
関内には横浜市庁や神奈川県庁があり、栄華を誇ったハマヘル街があり、大洋ホエールズ~横浜ベイスターズの本拠地があり、ゆずが路上ライブをしていた商店街があり、カレーミュージアムもあったのです。
ちなみに関内はどこまでを指すかというのが微妙です。
横浜市中区の「関内駅」を中心に東は旧横浜市庁~横浜スタジアム~横浜地裁~神奈川県庁あたりまで。
西は商店街歓楽街の伊勢佐木町、長者町あたりでしょうか?
しかし「関内」は徐々に廃れていキ、首都圏で最も衰退した街とも言われ始めています。
ますは「みなとみらい」の再開発、多くの商業施設や多目的ホール、シティホテル、マミューズメントパークなどが次々と出来て行きました。
伊勢佐木町商店街は衰退し、ゆずが路上ライブをしていた松坂屋もなくなりました。
ちなみに40歳以上の県民にとっては「みなとみらい」はあくまで「桜木町」の一部です。「みなとみらい」と言う地名は今だにピンと来ないのです。
そして新宿における新大久保的な存在にして、国内最大級の違法外国人風俗店街「黄金町」の浄化一掃により、隣接する伊勢佐木町のファッションヘルスからも風俗客の足が少しずつ遠のいていきました。
この街のファッションヘルス店の密集度は日本最大級でした。
「関内駅」の目の前に鎮座していた横浜市庁が本年2020年夏に移転しました。そして、報道によれば
旧横浜市庁舎の隣接地「関内駅前港町地区」に、商業施設やオフィス・キャンパス、マンションなどが入る、高さ約150メートルの超高層複合ビルを整備する「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者が決まった。三菱地所を代表企業として、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産から構成されるコンソーシアムが事業に参画する。
星野リゾートも誘致されるようですし、今後工事に向けて人が流入してきます。
今は観客数制限がありますが、ベイスターズや横浜スタジアムも色んな努力をしています。
私が若い頃俳諧した、ちょっと怪しげな雰囲気が漂う伊勢佐木町は戻って来ないかもしれません。
しかし、この街がまた新たなムーブメントを作ると信じています。