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置き看板は重要な媒体!

つい5年前ぐらいは結構、路上にはみ出して看板が置かれている風景がありました。
以前は警察が見回りに来た時に片付け、去ったらまた出す、いわゆる「いたちごっこ」が繰り返されていました。
もちろん公道に何かを設置したり、路上で道路使用許可を取らず、ティッシュを配ることは完全な道路交通法違反です。
しかし、ひと昔前はそんなことおかまいなしに日常的にサラ金のティッシュ配布が行われたり、賃貸不動産のデカいA型看板が店の前に設置されたりしていました。

利息制限法・出資法の改正によりサラ金が勢いをなくし、また良く見かけた美容関係ティッシュもデジタル媒体に変わっていったので、街角ティッシュは本当に少なくなりました。
そもそもティッシュはマーケティングの世界においては間接媒体に位置付けられることが多い存在でした。

しかし、看板は直接媒体です。看板は「シティヘブン」よりも「エステランキング」よりも強力な媒体です。

見かけなくなった路上看板!

東京圏においては、路上に平然と置かれた飲食店の看板や不動産関連のA看板さらには電柱に括りつけられた通称ステ看、店へ誘導するノボリなど本当に見かけなくなりました。
デジタル時代といえども歩行中直接目に入る看板は今でもかなりの効果があります。

おそらく警察の見回りが強化され、近年駆逐されていったのだと思います。
確かに通行の邪魔で、さらに自転車放置と相まって歩行が危険な通りもありました。
今ではそんな状況はほとんどありません。
日本は韓国と違い、路上で通行人が亡くなるようなことは起きないはずです。

性風俗店は以前から路上看板は控えめでした。
いらぬことで当局から目をつけられたくない、そんな意識が強く働いていたと思います。あくまで敷地内看板にとどまっていました。
路上看板があるのは大体「タケノコ剥ぎ」と呼ばれる悪質な店が大部分で、特に池袋や渋谷の四角い看板は要注意でした。

メンズエステ店ビルの減少

日本人メンズエステの隆盛はおよそ10年前ぐらいから、店舗型を中心に静かに形成されていきました。

ひと昔前エステビルやエステマンション(風)が隆盛の時代がありました。マンション風と言ったのは単独所有者が持つ共同住宅は法律上マンションと呼ばないからです。
2名以上の区分所有者がいるのがマンションです。(管理業務主任者の矜持として述べてしまいました)

それはさておき、本当に路上にズラリとメンズエステの看板が並んだ建物が東京圏に結構あったのです。
しかし5年前ぐらいから路上看板の取り締まりが厳しくなり、敷地内でないと看板が置けなくなりました。
メンズエステ店自体専有面積が狭く、ワンフロアを貸切れる店が少ないので、数が大すぎて敷地内に看板が置けません。
これが個室型ワンルームマンションにおけるメンズエステの隆盛につながったと思います。

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