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厚生労働省の統計によれば、成人男性の喫煙率は30%弱、女性は10%弱とのことで、この数字は年々小さくなっています。
しかし風俗やメンズエステで働く女性に限定すれば、成人男性の喫煙率を上回るのでは、いや肌感覚では5割近いのでは・・・
今回取り上げるのは男性客の喫煙ではありません。
あくまでキャストの喫煙についてです。
コロナ禍の性風俗業界においては「禁煙」がどんどん一般化していきましたが、ここで現在地を考えたいと思います。
先日とある出会い喫茶の店長と打ち合わせをする機会がありました。
同店はコロナ前、女性客の座るブース、男性客スペース共に喫煙可能でした。
しかし第一波時にコロナ対策として完全禁煙となりました。
そして今に至るまで、禁煙は続いています。
お店の現状をお尋ねすると、男性客はかなり戻って来ている、しかし女性が戻って来ていないとのことで、入場料収入は戻って来ているものの、退出料収入は激減したままとのことでした。
<*注 出会い喫茶の料金体系は、入場料を払い、女の子とトークし、外出の約束が取れれば退出料を払うというスタイルが一般的です>
実際、お邪魔した際に店内を見渡して見ると男性ルームは人でごった返しているのに女性ルームはガラガラでした。
このお店はかなりの大箱ですので、スカスカ感を禁じ得ませんでした。コロナ前夕方になると女の子が座れないこともしばしばあったのが嘘のようです。
女性が少ないと外出が増えないので、当然売り上げは伸びません。
後日、脱コロナで繁盛している出会い喫茶があると聞き、純粋に客として行ってみました。
そちらのお店は男性ルームは禁煙が継続しているものの女性ルームは喫煙が可能となっていました。
男性会社員などは喫煙者であっても常日頃、長時間タバコを吸えないのが当たり前の環境にあるので、女性客よりも忍耐力があるように思えます。
このお店も男性ルーム禁煙の影響はないように思えました。
女性ルームを見ると約半数がタバコを吸っています。
そして頻繁に女の子が来店してきていました。
女性客が多いので、トークも入り外出も決まるので、満席ではないものの回転が良いので、かなりの盛況を感じました。
もちろん店として退出料が入るので売上が向上します。
もう一つ着目したいのが、この店ではマスクの着用を自己判断としています。
既に「脱コロナ」に舵を切っていたのです。
次の例は東京隣県のデリヘル店です。
こちらのお店もコロナ禍において待機所及び移動車両での「禁煙」を実施しました。
ここの地区は理由は分かりませんが、かねてより禁煙のお店が多く、禁煙は支障無く受け入れてもらえたと思っていたようです。
最近の状況は、集客の点ではかなり問い合わせが戻って来ていることを実感できるがキャスト募集がなかなか厳しいとのことでした。
そこで、禁煙解除をするや否やで迷っているとのことです。
お話しによれば、近隣のお店で喫煙可としたところ、かなりキャストが集まり繁盛しているとのことです。
しかし、このお店はオーナーや内勤スタッフ、ドライバーなど皆タバコを吸いません。だから時代に逆行するようなことはしたくない!
とは言え、背に腹は代えられないと悩んでいる真っ最中とのことです。
メンズエステの形態として、現在はワンルームマンションで複数ルームを持つスタイルがトレンドです。
メンズエステは歴史が浅いので、当初から禁煙のお店がほとんどです。
しかし、こちらサイドにも喫煙するセラピストは多数います。
基本的に単独待機ですので、アイドルタイムにベランダ等で自由に喫煙できる環境にあります。
もちろん、この要因だけではありませんが、メンズエステ求人が堅調な理由の一つでしょう。