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本ブログで例え話でユニクロのことを引き合いに出すのですが、エステ店や風俗店関係者に意外と愛用者がいて、何故そんなにユニクロをディスるのか、と何度か尋ねられました。
どこぞのインフルエンサーはユニクロの品質、コスパは最強と言っているのに・・・
その問いにお答えしますので、今回は番外編です！
まず私は「アパレル」にも携わっており、その視点から語ります。ですので縫製やパターンもきめ細かくチェックしています。
また、食わず嫌いではありません。
この1年間で資料としての目的が大部分ですが、数十着のユニクロ製品を買っています。
自分でも着用してみての意見です。
またプチプラ否定派ではありません。
無印の服でヘビロテしているものがありますし、ＧＵもたまに着用しています。
ユニクロはコラボ商品を除き、私物として手元には1着もありません。
「ユニクロ」は超量販型ビジネスです。ですので、一定の品質を保てるように服作りをしています。
縫製のレベルはハイブランドと遜色ないと言われます。そうかもしれませんが、もちろん理由があります。
まず簡易な服に徹し、難しいことは一切やりません！非常に簡素でどこの工場で作っても間違いのないようにパターンを作っているので、品質が担保されます。
パターンナーが優秀であると言うことです。生地に廃棄が少なくなるような作りに徹しているのが随所に見て取れます。
地球環境には優しいのです。
生地はそれなりです。とても良いものを使っているとは言えません。
その最たるものがプレミアムリネンシャツです。プレミアムとは農薬を使わず原材料を栽培していると言う意味で品質的には通常品と変わりません。
これに関してはその生地品質は無印良品はもとより、Ｈ＆Ｍにも劣ります。Ｈ＆Ｍはユニクロより安い商品をたくさん売っていますが、「リネン」だけは例外です。
6,000円ぐらいします。ユニクロは3,990円ですが、これ自体かなり無理のある設定です。しかし安かろう悪かろうは困ります。
その生地のペラペラ度、皺の寄り具合はプチプラ界で群を抜いています！
原価が高いので、ほとんどセールにもかからず、夏になっても長袖在庫が大量に積まれています。
明らかに不採算商品のため、今後リネン100％からは撤退するようです。
無印がセールなしでほぼ売り切っているのとは対照的です。
私も、ユニクロのリネンは捨てましたが無印は愛用しています。
ユニクロは万人受けです。一部の人にしか刺さらない商品は作りません。
需要があるからダサい服も作ります。今だにスキニーを定番品として売っています。
流行は意識するものの、無難な範囲に収めます。ワイドパンツ系も出しているのですが、思い切りが足りないため、中途半端なテーパードをかけ、私には単なるダボダボパンツにしか見えません。
原価はとことん抑えます。
「感動ジャケット」を始めとする春秋アウター類。裏地はありません、要はスケルトン仕様です。
ボタンは超廉価品です。ポケットは表は打ち付けが多く、裏はヘナヘナ物が多いうえ、表地に縫製を隠さない仕様のものが数多くあります。
冬になると出て来る「裏起毛」これは言葉に騙されている方が多いようですが、ユニクロの場合は裏毛の処理をしていないだけです。これで原価が抑えられます。
ＧＵとの関係性、これをうまく利用しています。
ＧＵの素材はユニクロ以下なので、ユニクロが高品質にみえると言うマジックです。
その分ＧＵはトレンドを押さえたシルエット商品を連発し、ビジネスとして成立させています。
ユーチューブで多くの登録者をもつ人たちが連日ユニクロを絶賛する動画を上げています。
これはユニクロ関連動画が再生回数が取れるから、やっているだけです。
ユーチューブ収益だけではなく、自分のブランドを売るためにはより多くの人に見てもらわなければ始まらない、とういうことです。
衣服は好みの問題です、と最後に言っておきます。
手間のかからない化学繊維の服が好きと言う人もたくさんいます。
私のように天然素材が好きでアイロン・マストの服を厭わない人もいます。だから無印の天然素材商品が大好きです。
またデザイン性の高いものが好きな人はプチプラに不向きです。
と言うわけで、清潔感のあるＴＰＯに合わせた服装で、あとは自分好みでどうぞと言う結論ですが、ユニクロがそれほど優れているかと言うと妄信するようなものではありません。
